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​目指すもの


シュタイナーは、子どもたちの障がいを単に治療の対象としてでなく、

どんな人間の中にも存在する何らかの傾向が

一面的な形で誇張されたもの、としてとらえています。

そしてその偏りを小さくしてくれるのは

芸術活動の中にあると。


人は障がいのあるなしに関わらず、

自分らしくあること、

自己実現した時(自分がしたいと思うことができる又はできた時)に

幸せを感じるのではないでしょうか。

シュタイナー教育は「自我」(「自分」)を育てるための教育です。

繰り返されるリズムのある生活は

見通しが立ち、安心と安定を与えてくれます。

安定した中での活動と芸術活動が自分を育てる助けになります。



「障がいを持つ子どもは

不完全な楽器を用いて演奏しなければならないアーティストにたとえられる。

どんなに優れたピアニストであっても

不完全なピアノをあてがわれればその演奏は貧しいものになるでしょう。

私たちが楽器だけに関心を向けるのではなく、

私たちが自己教育を通して

子どもの中の無傷で完全なものを見ることが出来るようになるなら、

それは子どもの発達を、

また子どもが自己を表現する能力を促進するのです。」

イギリスのキャンプヒル(障がいを持つ子や成人のための共同体)

創立メンバーの一人であるトーマス・ヴァイスの言葉です。

聴衆がその子どものあらわそうとしている音楽を理解できていれば、

音楽がたとえ不完全なものであっても

その意図や意味が理解できます。

その理解に力づけられ

子どもたちはさらに成長していくと述べておられます。


子どもだけでなく、そこに関わる大人も共に

成長していく場所となっていくことを目指していきます。